ここ数年ですっかり市民権を得た自転車用の電動ポンプ。気がつけば6台も所有していたので、各機種のスペックや使い勝手などを比較しつつ、使い勝手について語ってみようかと。
自転車用電動ポンプ
自宅用の大きな電動ポンプだとかコンプレッサーに繋いで空気入れられるアイテムは昔からありましたが、2024年辺りから携帯可能なサイズ・重量の電動ポンプが流行ってきて普及し始めたように感じます。
使ってみるとこの便利さがよくわかるのですが、自宅での空気補充も、出先のパンク修理時もとにかく楽なんですよね。
ロードバイク乗り始めの頃は手動のちっこいポンプを使っていて、6Barとか7Bar入れるとなると最後の方は結構辛い思いをしてシュコシュコやっていました。
それが電動ポンプならスイッチ入れるだけで指定空気圧まで入れてくれて、あら楽ちん!て感じです。
今回紹介する電動ポンプ
では早速、手持ちの6台のポンプについてスペックや使い勝手なんかを語っていきます。
なお、順番は入手順で、基本的な使い勝手や騒音についてはほぼ横並びなので、最後にまとめて記述します。
JYXLLX自転車 空気入れ

| 項目 | 値 |
|---|---|
| サイズ | 52 x 35 x 80mm |
| 重量 | 156g |
| バッテリー容量 | 1,800mAh |
| 最大圧力 | 130PSI |
| 表示単位 | PSI |
| 何本入れられるか | 700 x 23C 9本(0〜100PSI) |
最初に手にした携帯電動ポンプ。結構小ぶりで「こんな小さくて130PSIとか入れられちゃうんだ。。」と驚いた商品です。
メーカーのJYXLLXはちょっと聞いたことない中華ブランドっぽかったのですが、かなりの低価格で、他ブランドの半額〜1/3程度の価格で買えてしまいます。
この後紹介するポンプに比べるとやや大きめですが、その分バッテリ容量も大きいし、価格もお手頃なので最初の1台とかにオススメ。

大きな赤文字なので割と見やすい。あと6機種の中で唯一ストラップホール付き。

CYCLAMI HW125-JP

| 項目 | 値 |
|---|---|
| サイズ | 50 x 33 x 74mm |
| 重量 | 152g |
| バッテリー容量 | 500mAh |
| 最大圧力 | 150PSI |
| 表示単位 | PSI |
| 何本入れられるか | 700 x 23C 5本 |
TPUチューブでお世話になっているCYCLAMIさんの電動ポンプ。
サイズ感としては前述のJYXLLXとほぼ同じ感じで、重量も同じくらい。その割にバッテリー容量は小さめです。
本体が熱くなることを見越してシリコンのカバー付き。150PSIと、かなりの高圧まで対応。
バルブに本体直挿しで使えますが、かなり熱くなるのでホース使用推奨。
COOSPO X1

| 項目 | 値 |
|---|---|
| サイズ | 53 x 30 x 72mm |
| 重量 | 120g |
| バッテリー容量 | 500mAh |
| 最大圧力 | 120PSI |
| 表示単位 | PSI |
| 何本入れられるか | 700 x 25C 3本(0〜100PSI) |
サイコンやライトでおなじみのCOOSPOさんの製品がこちら、X1。
前述の2製品と比べると一回りくらい小型化していて、重量も30gくらい軽くなっています。
冷却用のファン内蔵ということで、本体はさほど熱くならないようになっています。ただし、バルブとの接続部周りは熱を持つので注意。
Woowind LP-1

| 項目 | 値 |
|---|---|
| サイズ | 60 x 60 x 156 mm |
| 重量 | 440g |
| バッテリー容量 | 4,000mAh |
| 最大圧力 | 150PSI |
| 表示単位 | PSI・BAR・KPA・Kg /cm² |
| 何本入れられるか | 記載無し。結構沢山入れられます |
今回紹介する中でも最も大きな電動ポンプ。サイズ感としては500mlのペットボトルを少し小さくした感じ。

こいつだけはサイクリングに持っていくというよりは、以下のような使い方がベストかと思います。
- 自宅に置いておいて出発前の空気圧調整
- 集団サイクリングに持っていって全員の空気圧調整やパンク対応
- レース会場まで車で移動する場合に持っていって使用
サイズが大きいのでその分バッテリー容量も桁違いに大きく、かなりの空気を入れられます。
また構造的に余裕があるからか、本体も殆ど熱を持ちませんし、動作音も他機種に比べるとやや静か。
CYCLAMI AM6

| 項目 | 値 |
|---|---|
| サイズ | 46 x 31 x 70mm |
| 重量 | 170g |
| バッテリー容量 | 800mAh |
| 最大圧力 | 130PSI |
| 表示単位 | PSI、BAR |
| 何本入れられるか | 700 x 25C 4本(0〜120PSI) |
CYCLAMIの電動ポンプが大きく進化!
まずはサイズが大分コンパクトになりました。重量は20gくらい増えていますが、容積が大幅に減ったのが嬉しいポイント。今回紹介している6機種中最小サイズです。
またバルブとの接続部周りの出っ張りも無いので、ツールボトルやバッグに綺麗に収まります。
あとディスプレイがやたらと明るいので晴天下でも見やすかったり、ディスプレイの向きが見やすかったりと使い勝手も大幅にアップデートされています。

あと+と−のボタン同時押しでPSI表とBAR表示を切り替えられます。フロアポンプとかでもBARを使っていたので地味にありがいポイント。
LEXIN P2

| 項目 | 値 |
|---|---|
| サイズ | 46 x 31 x 70mm |
| 重量 | 170g |
| バッテリー容量 | 800mAh |
| 最大圧力 | 130PSI |
| 表示単位 | PSI、BAR |
| 何本入れられるか | 700 x 25C 4本(0〜120PSI) |
スペックを見るとわかる通り、CYCLAMIのAM6と同じ製品です。OEMだとかそういう感じっぽい。
あと写真撮っていて気がついたんですが、バルブと接続する口の部分がCYCLAMIと少しだけ違っていました。ロットの違いとかかもしれませんが、こちらの方が気持ちスタイリッシュ、、?※写真の下がLEXIN

性能や使い勝手などはCYCLAMI AM6と同等。値段はこちらのほうが高い。



サイズ比較
各種並べて見るとこんな感じ。

CYCLAMIとLEXINが最小で、ついでCOOSPO。その差は僅か。

JYXLLXが携帯向けだと最大だけど、最小と比べてもちょっと大きいくらいな感じ。


最小の2つと並べると差ははっきりわかるものの、単品で持っていたらそんな気にはならないくらいのサイズ差で、JYXLLXも十分にコンパクト。
基本的な使い勝手とか
Woowind以外はツールボトルやバッグなどに入れてサイクリングに持っていけるサイズ・重量です。機種によって多少の差異はありますが、まぁどれも似たような感じといって差し支えないかと。
空気を入れる充填速度についても、特別早かったり遅かったりは無く、どれも似たような感じ。どれ使っても遅くてイライラするとかはありません。
騒音についても殆ど同じで結構うるさいです。夜に住宅街で使ってたら嫌がられるくらいな感じ。。Woowindだけはちょっとだけ静か。
使い方としてはどの機種でも↓の流れ
- スイッチON
- 空気圧指定
- バルブにセット
- スタートのスイッチON(ボタン1回押しだったり2回押しだったり)
- 空気入れ終わると自動停止
- 取り外し
- スイッチOFF
携帯用のハンドポンプ利用時に比べると力も要らないし、手を動かす必要なくて楽だし、メリットしかありません。
自宅ではWoowindのヤツを使っていますが、これも楽だし、フロアポンプのように場所を取らないので収納もすっきり。
増える手間としてはバッテリー管理くらいのものですが、ライトなんかと一緒にやっておくと忘れなくていい感じです。忘れてた時は走行中にモバイルバッテリーとかで充電しませう。
パターン別オススメ機種
ざっくり機種ごとの説明が終わったところで、用途や状況別のオススメ機種とか。
価格はあまり気にしない人、、というか迷ったらコレ
価格を気にしない人であればCYCLAMIのAM6がイチオシです。と言ってもそこまで高くありません。
サイズが小さく収納性に優れている、またバッテリー容量や入れられるタイヤ本数もそこそこ多く、性能のバランスが良いですし、BAR表示も可能。
私も最終的にCYCLAMI AM6かLEXIN P2をサイクリングに持っていってます。
※2つとも同じ物ですが、LEXINの方は発売されたばかりでちょっとお高いです
お試しで電動ポンプを使ってみたい人
お試しで使ってみたい人はJYXLLXがオススメ。CYCLAMIよりは大分大きいですが、価格は半額程度とかなりお安いポンプです。
空気充填速度などのスペック面も割と優れているので、とりあえず体験してみたいという場合にはぴったり。
というかそれ以外の人にも結構オススメな機種です。とにかく安くて、ちゃんと使えるポンプなので。
自宅や遠征先で使いたい人
自宅利用や遠征時に車移動できる、そんな場合はWoowindのLP-1がオススメ。
ちょっとサイズが大きいので持ち運びには向きませんが、その分バッテリー容量が大分大きいですし、スペックも高いです。
あと価格も結構安めですし、フロアポンプの置き換えとかもアリ。最近自宅ではこいつばっかり使ってます。
最後に
ここ数年はロードバイクのタイヤも太めがトレンドになってきていて、昔は23cとかそれ以下が標準的な太さだったのに、今では28cが標準となりつつあります。
またグラベルロードなどもあり、太いタイヤが標準的な環境になりつつある気がしています。
タイヤが太くなればなるほど充填する空気の量は増え、、、しかし携帯ハンドポンプの性能は頭打ち、、、そんな時に登場したのが電動携帯ポンプ。
背景を考えると、これはもう流行るべくして流行ったのかなぁ、、なんて思ったりしています。
とりあえず使ってみるとその便利さに驚くアイテムの筆頭なので、是非とも使ってみてください!

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