TOWILDのCL2000という自転車用ライトを新たに購入しました。
これが中々に使えるライトだったので、そのレビューです。
✅ この記事でわかること
- TOWILD CL2000のスペックと特徴
- 実際に使って感じたメリット・デメリット
- 他のライトとの比較
- どんな人におすすめか
製品概要:TOWILD CL2000とは?
では早速ですが、基本的なスペックや特徴などを紹介します。
基本スペック
項目 | 値 |
---|---|
メーカー・ブランド | TOWILD |
光量(ルーメン) | 400(Low)、800(Mid)、2,000(High) |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
照射距離 | 200m |
防水規格 | IPX6 |
点灯モード | ロー、ミドル、ハイ、ナイトフラッシュ、デイフラッシュ |
TOWILD CL2000は最大2,000ルーメンの高輝度LEDを搭載し、夜間走行時の視認性と被視認性を大幅に向上させる高性能自転車ライトです。
また5,000mAhの大容量リチウムイオンバッテリーにより、最大出力でも持続的な点灯が可能で、USB-Cによる充電にも対応。
5段階の点灯モードに加え、静止状態を検知する自動消灯・点灯機能や、走行中でも安全に操作できるワイヤレスリモコンを備えています。
さらにIPX6の防水性能とGoPro互換マウントにより、全天候・多様な取り付け環境に対応する設計となっています。
吊り下げ設置にも対応
TOWILD CL2000は、標準のハンドルバー上部への取り付けに加え、GoPro互換マウントを利用した吊り下げ設置にも対応しています。

これにより、サイクルコンピュータやスマートフォンとの干渉を回避しつつ、ハンドル周りのスペースを有効活用可能です。
吊り下げ時でも照射角度の調整が自在で、視認性を確保しながらスマートな装備構成を実現できます。
防眩レンズで配慮も万全
TOWILD CL2000は、上方向への不要な光の拡散を抑える防眩(アンチグレア)レンズを採用しています。
これにより、ライダー自身の視認性を確保しつつ、対向車や歩行者への眩惑を最小限に抑えることが可能です。
特に都市部や交通量の多いルートでは、安全性とマナーの両立に貢献する設計となっています。
照射パターンは広角かつ均一で、路面の凹凸や障害物も明瞭に視認できます。




リモコン操作可
TOWILD CL2000は、付属のワイヤレスリモコンにより、走行中でも手元でライトのモード切替が可能です。
※付属あり・無しから選べます
リモコンはハンドルバーに簡単に取り付けられ、手元で操作が可能なため、ハンドルから手を放すことなく操作が可能。
このリモコンでは点灯モードの変更やオン・オフの切替を行えるため、走行中の操作が手元で安全に行えます。
特に、吊り下げ設置時にはライト本体への直接アクセスが難しくなるため、このリモコン操作機能が非常に便利です。
日中フラッシュで使用していて、トンネルに入る時などは特に便利で楽です。
TOWILD CL2000を実際に使ってみた感想
ここからは実際に使用してみての感想となります。
良かった点
まずは良かった点から。
バッテリーの持ちが優秀
TOWILD CL2000は、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、点灯モードにもよりますが、非常に優れたランタイムを実現しています。
モード | 光量(ルーメン) | ランタイム |
---|---|---|
ロー | 400 | 8h |
ミドル | 800 | 4h |
ハイ | 2,000 | 2h |
ナイトフラッシュ | 0-400 | 10h |
デイフラッシュ | 0-600 | 12h |
特にフラッシュモードでは消費電力が抑えられており、1日中走り回るようなロングライドでもバッテリー切れの心配がほとんどありません。
実際の使用では、朝から夕方までのサイクリング中にフラッシュモードを中心に使用しても、帰宅時点でまだバッテリー残量に余裕がありました。
通勤・通学のような短時間の利用なら数日持ちそうですし、ブルベやロングライドイベントでも安心して使えます。
圧倒的な明るさ
TOWILD CL2000の最大出力である2,000ルーメンは、一般的な通勤用ライト(300〜500ルーメン)の数倍に相当し、街灯のない山道や河川敷でも路面の状況をはっきりと把握できるレベルの明るさです。
照射範囲は広角かつ均一で、中心光だけでなく周辺光も十分に確保されており、視界の隅々までしっかりと照らしてくれます。
また、防眩レンズの効果により、対向車や歩行者への配慮も忘れていない点が好印象。「明るいけど迷惑にならない」という、ライトに求められる理想的なバランスを実現しています。
気になった点
ちょっと重い
サイズはコンパクトですが、バッテリー容量が大きかったり、アルミボディである関係からそこそこの重量です。
コンパクトながら重量があるため、より重く感じます。私のようなゆるポタライダーであればさほど気になりませんが、ガチ系ローディーだと少し気になるかもしれません。
2,000ルーメンだと熱が心配
明るさ最大の2,000ルーメンだと相当に明るいですが、発熱が少し気になりました。
テストのために5分ほど2,000ルーメンで点灯していたのですが、少し発熱してボディが温かくなっていました。
持てないほど熱いわけではありませんでしたが、最大ランタイムの2h使用しているとどうなるかわかりません。
市街地などの明るい区間はできるだけ400や800ルーメンに抑え、2,000ルーメンは山間部などの暗い場所だけの使用としたほうが良いかもしれません。
TOWILD CL2000と他のライトとの比較
自転車用ライトとして不動の地位を築いているキャットアイのVOLT800と比較してみましょう。
TOWILD CL2000は最大2000ルーメンの高輝度ライトですが、800ルーメンモードでは約4時間の連続点灯が可能です 。
一方、CATEYE VOLT800は最大800ルーメンで、同じ明るさでは約2時間の点灯時間。ただしこちらは交換式バッテリーにより、予備を持てば長距離ライドにも対応できます。
明るさ | TOWILD CL2000 | CATEYE VOLT800 |
---|---|---|
2,000ルーメン | 約2時間 | – |
800ルーメン | 約4時間 | 約2時間 |
400ルーメン | 約8時間 | 約3.5時間 |
200ルーメン | – | 約8時間 |
単純に点灯時間だけを考えるとCL2000に軍配が上がります。
もちろん、製品としての信頼性やバッテリー交換の可否といった要素も絡んできますので、ご自身の用途にあったものを選択するのが大事です。あくまでひとつの参考値としていただければと。
TOWILD CL2000はこんな人におすすめ!
- 夜間のロングライドやブルベに挑戦する人
- 吊り下げマウントでハンドル周りをスッキリさせたい人
- リモコン操作で安全にモード切替したい人
まずは交通量の少ない夜間に距離を稼ぐだとか、ブルべで夜通し走るだとか、そんな人にオススメです。400ルーメンで8h、800ルーメンでも4hもちます。
あとは吊り下げ可なので、サイコンマウントにぶら下げることでハンドル回りが非常にすっきりとまとまりますし、リモコン操作で走りながら点灯や明るさ切替えなどもできます。
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